急性期におかれている患者さまも地域で安心して生活できるように
管理者 佐々木早苗(看護師)
大学病院の北米型ERの救命センターで足掛け10年ほど勤務しておりました。1次救急から3次救急まで幅広く、また対象も妊産婦、新生児から始まり、看取りの高齢者、住所不定者、反社会勢力の関係者など様々な方を看護してまいりました。
超急性期におかれている患者さまやご家族は混乱と不安の渦中にあり、常に怒りが先立ちます。まずは怒りの原因を緩和することが急性期の看護には必須でした。
在宅でも、急な体調不良時は身近に医療者が存在しない不安や、病気による苦痛が怒りになり、さらに病状を悪化させてしまうことにもなろうかと考えます。そのような人たちが地域で安心して生活できるように、看護師が医師と適切に連携を取りながら、急性期に対するケアをさせていただきたいと思っております。
看護師資格取得後、聖マリアンナ医科大学病院 救命救急・熱傷センタ‐に勤務、NICUも経験し、平成29年から現職
経験と在宅というフィールドの特性を活かした急性期看護を
入江 敬(看護師)
私はこれまでICU、ER、カテ・アンギオ室やコロナ重傷者への看護をおこなってきました。急性期看護の場では、患者様の状態は急速に変化しやすいものです。その中で、私が大切にしてきたことは、患者様の些細な症状変化・状態変化を見落とさないように注意深く観察し、根拠を大事にアセスメントしていくことでした。
在宅という現場での経験は浅く、在宅における急性期というのは初めての経験ですが、在宅だからこそ気づくことのできる、元々の状態との違いなどもあると考えています。これまでの経験と、在宅というフィールドの特性を活かした、在宅における急性期看護をおこなっていきたいと考えています。これまで以上に学び、根拠と自信をもって、急性期の期間を在宅で生活される利用者様のお力添えになれればと考えております。
看護師資格取得後、福岡東医療センターICU・血管造影室・透析室に勤務。その後、コロナ重傷者対応などを経て令和5年12月から現職
早期に受け入れ、自宅で過ごすことを不安に感じさせない看護を
石川武雅(看護師)
訪問看護を始める前は、主に脳外科の術後管理やICUでの急性期看護に関わってきました。その中では、手術後や急な入院といった普段とは違う状況にある患者様が、できるだけ安心して急性期を過ごせて、時には入院前と生活習慣を変える必要がありつつも、不安なく退院できることを目指して関わってきました。
在宅での急性期看護としては、病院という慣れない環境で不安な状況を過ごす時間をなるべく短くできるように在宅で早期に受け入れ、一方で不安定な心身の状態のなか自宅で過ごすことを不安に感じさせない看護を提供したいと思います。よろしくお願いいたします。
看護師資格取得後、三重大学医学部附属病院脳神経外科・脳神経内科病棟に勤務、その後同病院救命救急・総合集中治療センター勤務を経て、令和2年4月から現職。